広瀬台はり院|コラム|回数券を導入しない理由

広瀬台はり院

コラム記事

最終更新日:2025年10月20日

回数券を導入しない理由

みなさんは、回数券について疑問を持ったことはありませんか?当院では、回数券のシステムを現在も導入しておりません。当院だけではなく、橋口鍼院全体で回数券は取り扱っておりません。

回数券は、複数回分を事前に購入することでお安くなるイメージがあると思います。「どうせ通うのであれば、トータルで安くなった方がいい」と考える方にとっては、回数券は魅力的な存在に映るかもしれませんが、実はそうとも限りません。

例えば、リラクゼーションのようなリフレッシュ目的で通院する場合は、「とりあえず回数券を買っておこう」というのも良いのかもしれません。また、脱毛やワクチン接種のように、介入回数や間隔があらかじめ定められている場合は、回数券との親和性が高いと言えるでしょう(※保険医療機関で割引や回数券はありません)。 これらは、生理的反応や免疫応答のタイミングを前提に治療計画が組まれているため、あらかじめ回数を決めることが合理的だからです。

しかし、一般的な「症状改善」を目的とした場合はどうでしょうか。「規定回数通りに症状が消失するのでしょうか?」「回数券のメリットを本当に享受できているのでしょうか?」「デメリットはないのでしょうか?」と、私は疑問でなりません。一定数の方は、何らかの理由で回数券を使い切れなかったり、結果的に継続通院を前提とせざるを得ず、転院が難しくなるケースもあるでしょう。

一部の同業者からは、回数券の利点として「通院の動機づけになる」「健康意識が高まる」といった意見も耳にしますが、私はそれをポジショントーク(販売側の理屈)だと考えています。「健康意識」とは、外から押しつけられるものではなく、患者さん自身が「必要だ」と感じたときに自然と生まれるものです。また、「本来は回数券がなくとも、通院しやすい仕組みを整える方が、よほど良心的ではないか」と考えています。

当院の取り組みを一つ紹介します。保険利用時は、初検料(初診料と同義)の加算が必要となります(※原則初回のみ算定)。一方で、保険利用時以外は、橋口鍼院全体で初検料(初診料と同義)を頂いておりません。「患者さんにとって、いつでも相談しやすいほうが良い」が全体の理念です。また、回数券による販売を前提としていないため、一回あたりの料金を特別に高く設定することもありません。

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